2020年12月上旬、日本百名山である「両神山」へ日帰り登山へ行った時の記録です。登山口まで車で行き、日向大谷登山口から登るルートになります。
両神山について
- 標高
- 1,723m
- 所在地
- 埼玉県秩父郡小鹿野町、秩父市
- 山系
- 奥秩父
- 概要
- 日本百名山の一つあり、両神山、三峰山、武甲山をあわせて「秩父三山」と呼ばれる。古くから信仰対象の山であり、メインルートの日向大谷からの登山道には多くの石碑や石仏が残されている。(Wikipediaより)
山行記録・ルート紹介
地図・標高グラフ
※地図を一度クリック(タップ)すると、拡大・縮小・移動をすることができます。
参考データ
- 出発時刻
- 9時46分
- 到着時刻
- 16時29分
- 合計距離
- 11.02km
- 最高点の標高
- 1,723m(両神山山頂)
- 最低点の標高
- 602m
- 参考コースタイム
- 6時間
- 山行時間
- 4時間51分
- 休憩時間
- 1時間52分
- 総所要時間
- 6時間43分
写真
日向大谷登山口の少し手前に2ヶ所、無料駐車場があります。駐車場までの道中で道路の凍結などはありませんでした。
駐車場から少し歩くと標識が。左の細い階段を登っていくと登山口への近道になります。
地図と登山ポスト、登山者数をカウントするカウンターが設置されています。
コースタイムは往復で6時間ほどです。時間に余裕を持って登山しましょう。
細い尾根道が続きます。左は切り立った崖で油断したらかなり危険です。慎重に。
最初の渡渉ポイント。増水していなければ渡るのは簡単です。このような沢渡りをいくつか繰り返しながら登って行きます。
登り始めて最初の鎖場。この鎖場はあえて鎖を使わなくても登れますがこの後もっと本格的な鎖場も現れます。
滑落注意!
右の岩に鎖が手すりのようにかかっていますが、鎖を頼りにし過ぎるのも危険です。
七滝沢ルートも通ってみたかったのですが、台風の影響で通行禁止になっていました。
七滝沢ルートとの分岐点からすぐ近くにあるベンチで小休憩。
木製の橋はたまに腐ってボロボロになっていたりしますが、これはしっかりしていて安心して渡れました。
ひらけた場所など、登山道を判別し難い場所がいくつかあります。リボンや標識を見失わないように。
標識がありますが肝心の時間が消えていてよくわかりません。
「弘法之井戸」と呼ばれる水場があります。ここで綺麗な水を確保できるので持参する水は少なめでいいかも。
弘法之井戸から10分ほどで、清滝小屋に到着。疲れたー。
このあと山頂までは急勾配や鎖場などがありますので、しばし休憩を取って体力を回復させます。
清滝小屋の横にちょっとした休憩スペースがあります。
清滝小屋の中はこんな感じ。自由に入って休憩することができるようです。
清滝小屋のすぐ側には広い休憩スペースと炊事場があります。
山頂は狭いのでここで食事を取る人も多いようです。
少し休憩してから山頂に向けて出発。いきなりつづら折りの急坂です。
「鈴が坂」と呼ばれるこの付近は急坂・急勾配の道が続くかなりキツいポイントです。
ここで無理にペースを上げようとするとバテてしまいます。
両神山の山頂?まだまだ遠く見えます。
後半の鎖場。
急な岩場で滑りやすく、割と本格的です。滑落しないように気をつけて。
「両神神社奥社」に到着。お参りをして先へ進みます。
神社から先にも岩場や鎖場があります。濡れていなくても滑りやすい箇所があり、注意が必要。
山頂までもう一息!
山頂手前のひらけた場所から一枚。
天気が良いと絶景が拝めます。
山頂のすぐ下にも鎖場や岩場があり、かなりスリリングです。
ついに両神山山頂に到着しました!標高は1723m。
かなり体力を消耗しました。
山頂は狭く、人がいる場合はあまりゆっくりできません。
一通り景色を眺めて写真を撮って、早々に下山を開始しました。
清滝小屋の炊事場まで戻ってきました。
14時を過ぎてしまいましたが、ここでやっと昼食をとります。
炊事場の横にトイレが設置されています。
凍結防止のため、右のトイレは冬季は閉鎖されています。左のトイレを利用しましょう。
かなり疲れていたので食事をしながらたっぷり休憩をとって体力を回復させ、暗くなる前に急いで下山しました。
感想
両神山は割と本格的な鎖場や渡渉(沢渡り)などが楽しめ、急登も多く登りごたえのある楽しい山でした。
今回登った日向大谷ルートは比較的難易度は低めですが、中級者向けと紹介されている場合もあり、初心者の方は経験者と一緒に登るのが無難だと思います。
鎖場などの経験がない方でも楽しめると思いますし、渡渉も増水などしていなければ簡単です。
急な登りが長く続く場所もあり、普段の運動不足もたたって山頂に到着した時点でかなり体力を消耗してしまい、下山は足が棒になってほとんど気力だけで降りてきました。
急な岩場など疲れた状態で下るのは少々危険な場所もありますので、体力と時間に余裕をもっての登山をおすすめします。
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