浅間山 黒斑山他外輪山縦走登山 駐車場やルートなど

2020年10月上旬、浅間山の外輪山を縦走してきました。

当時は噴火警戒レベルが2で、前掛山への登山道は立ち入り禁止でしたので外輪山のピークを縦走することにしました。

浅間山について

標高
2,568m
所在地
群馬県吾妻郡嬬恋村
長野県北佐久郡軽井沢町・御代田町
山系
浅間山系
概要
日本百名山で現在も活発に活動を続ける火山であり、気象庁によるランクAの活火山に指定されている。噴火と山体崩壊を繰り返しながら現在の姿になった。前掛火山の山頂火口からは噴煙が上がり、その周りに複数のカルデラがある。(一部Wikipediaより抜粋)

山行記録・ルート紹介

地図・標高グラフ

※地図を一度クリック(タップ)すると、拡大・縮小・移動をすることができます。

参考データ

出発時刻
7時30分
到着時刻
15時42分
合計距離
9.88km
最高点の標高
2,404m(黒斑山)
最低点の標高
1,973m
参考コースタイム
7時間
山行時間
6時間32分
休憩時間
1時間40分
総所要時間
8時間12分

写真

早朝から登山するため前日夜に出発し、登山口から最寄りの道の駅「雷電くるみの里」にて仮眠をし、登山口に向かいました。

雷電くるみの里

車坂峠登山口近くに「高峰高原ビジターセンター」があり、駐車場が開放されていますので利用させていただきました。

高峰高原ビジターセンター

朝の7時頃駐車場に到着しましたが、既に数台の車がとまっていました。

駐車場

登山口の様子。登山ポストがあります。地図を確認して登山開始!

登山口

行きは右方向の「表コース」を進むことにします。

表コース

槍ヶ鞘の少し手前に避難小屋がありました。もし噴火したらここまで噴石が飛んでくるのでしょうか。

避難小屋

槍ヶ鞘」に到着。天気も良く、浅間山の全容がハッキリと見渡せました。

槍ヶ鞘

槍ヶ鞘を過ぎてすぐ、急斜面のガレ場。滑りやすいので注意。

ガレ場

槍ヶ鞘から10分ほど歩くと、「トーミの頭」に到着。

トーミの頭

遮るものがなく、絶景が広がります。

トーミの頭から絶景

浅間山の全容が見渡せました。

浅間山の全容

あまり端っこに行き過ぎると危険!かなりの高度感でスリル満点です。

トーミの頭からの景色

トーミの頭を過ぎてすぐに分岐があります。黒斑山方面へ向かいます。

分岐

黒斑山」に到着!標高2,404m。少しガスがかかってきました。

黒斑山

黒斑山から蛇骨岳に向かう途中の道ではすっかりガスがかかってしまい、周りがほとんど見えなくなってしまいました。

ガスがかかる

蛇骨岳」に到着。標高は2,366m。景色はほとんど見えません。

蛇骨岳
蛇骨岳からの眺望

蛇骨岳から15分ほど進むと「仙人岳」に到着しました。標高2,319m。ひらけた場所なので晴れていればここで昼食もいいかもしれません。

仙人岳

少しガスが晴れてきました。恐る恐る下を覗いてみる((((;゚Д゚))))

仙人岳からの景色

少し進んで晴れ間から下を覗くと、賽の河原に伸びる一本道が見えました。

賽の河原の一本道

ここから「Jバンド」と呼ばれる切り立った岩壁を下って行きます。

Jバンド

Jバンドを下る難易度はそれほど高くありませんが、道幅は細く砂や石で滑りやすい箇所もありますので細心の注意を払って進む必要があります。

Jバンド

途中のこの場所を右に進まなければいけないのですが間違えてまっすぐ進んでしまい、少し迷いました。良く見ると右に踏み跡があります。

Jバンドで迷った

やっと下に降りてきました。賽の河原の一本道。

賽の河原の一本道

道の横に巨大な岩がいくつか転がっていました。こんなのが噴火で飛んでくると思うと恐ろしいです。

巨大な岩

賽の河原の途中、少し道を外れた所で昼食&コーヒーブレイクとしました。

賽の河原で昼食

ガスが晴れて、浅間山が目の前で雄大にそびえます。最高の景色の中で食事をすることができました。

賽の河原から浅間山

食事休憩を終えて登山再開。
賽の河原分岐」に到着。この日は噴火警戒レベル2で前掛山方面は立入禁止でした。

賽の河原分岐

湯ノ平分岐」に到着。草すべりを登り返すルートと火山館方面へ下山するルートに分かれます。車があるので戻らなければいけませんが、草すべりはキツかった・・

湯ノ平分岐

草すべりを登る前に、火山館に立ち寄ってみました。この日は営業してなかったようです。バイオトイレ(200円)や水場がありました。

火山館
バイオトイレ
水場

分岐点まで戻り、草すべりを登ってきました。草すべりは細いつづら折りの急登が長く続く難所です。登山の後半で体力を削られた状態で登るのは非常に大変でした。車じゃなければ、火山館方面へそのまま下山するのが賢明かも。

草すべり

草すべりを登りきってやっと分岐点まで戻ってきました。疲れた。

分岐点

トーミの頭まで戻ってきたらガスって眺望がなく残念だと思っていたのですが、自分の影の周りに虹ができる「ブロッケン現象」を見ることができました。これは良いことがありそう。

ブロッケン現象

帰りは「中コース」を通って登山口まで戻りました。中コースは写真のような樹林帯を通るコースでした。

中コース
登山口

感想

コースタイム7時間の長いルートになるので、同じルートを通る場合は早朝から登り始めることをおすすめします。

晴れていれば終始素晴らしい景色を眺めながら登山することができます。前掛山は噴火警戒レベル2で登ることができませんでしたが、賽の河原分岐から前掛山までのコースタイムは往復で2時間半となっているので時間的には今回のコースに前掛山を加えるのは厳しいかもしれません。

前掛山は噴火警戒レベルが1になったら改めて登ろうと思います。

草すべりは登山の後半で登り返すのはかなりキツいので、同じルートなら火山館方面へそのまま下山するか、始めに草すべりを下って逆回りで登山するほうが良いかもしれません。

黒斑山やいくつかのピークを辿ったり、Jバンドでスリルを味わったり、賽の河原で開放感を感じ、草すべりで疲れ果て・・。かなり充実した満足度の高い登山となりました。

コメント

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