富士登山 必要な装備・持ち物リスト【初心者も安心】

今年も富士登山のシーズンがやってきました。今年は梅雨の時期を避けて7月の下旬に登ろうと計画しています。

今年の富士登山に備えて、昨年の富士登山での経験を踏まえて装備や持ち物を改めて確認することにしました。

昨年はルートを変えて二回富士山に登頂しました。
一回目の富士登山は上り・下りともに須走ルート、二回目は上りは富士宮ルート、下山はプリンスルートを通りました。

須走ルートは四つのルートの中で二番目に距離が長く、富士宮ルートは最も距離が短いルートです。

二回目の下山で使ったプリンスルートは途中まで御殿場ルートを下り、宝永山を眺めながら富士宮ルートへトラバースして富士宮五合目に下りるルートです。

異なる二つのルートでの富士登山を通して、様々なコンディション(晴天、雨天、暑さ、寒さ、砂埃など)を経験してきて分かった、富士登山に必要な装備や持ち物を書き留めておきます。

初めて富士山に登る方や初心者の方にも参考になると思いますのでご参考になさってください。

富士登山に必要な装備と持ち物

リュック(ザック)

荷物の量は日帰り登山の場合と宿泊の場合でかなり変わってきますが、日帰りの場合でも30リットル以上のものをおすすめします。飲料水や防寒具、食料など必要なものを揃えると、意外と荷物が多くなります。

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雨から荷物を守るためのリュックカバー・ザックカバーも必需品です。セットで付いてくるものもありますので購入前によく確認しましょう。

トレッキングシューズ・登山靴

富士山の登山道はよく整備されているので、スニーカーのような靴でも登れないことはありませんが、靴底が薄いものだと岩場や小石がたくさん転がっている場所などで怪我をしやすいので、厚底のトレッキングシューズや登山靴がいいです。

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雨で濡れることも考えて、防水仕様や速乾性のものを選ぶのが理想です。間違ってもサンダルなどでは登らないように。

レインウェア

富士山に限らず、山は天候が変わりやすいところです。最初は晴れていても途中で雨が降ってくるということはよくあります。レインスーツは必ず持参しましょう。

また、レインスーツは防寒着にもなります。ダウンなどのかさばる防寒着を持って行かなくてもレインスーツを着ることである程度の寒さを防ぐことができます。

レインウェアはピンからキリまで様々な種類があり、どれを買っていいか迷いますが、私はミズノの「ストームセイバー」を使っています。

透湿・速乾性に優れた素材でお値段もお手頃なのでおすすめのレインウェアです。お好きなカラーも選べるのでチェックしてみてください。

速乾性のインナー(ベースレイヤー)

富士登山では晴れている時は大量の汗を書きますし、雨が降れば服が濡れます。濡れたままの服装での登山は非常に不快ですし、山頂に近づくほど気温が下がり、体温が奪われて危険です。 肌に直接触れるインナーは、必ず化学繊維などで速乾性のものを着用しましょう。

インナーは登山用の専用のものをわざわざ用意しなくても、化繊のポロシャツやTシャツでも大丈夫です。

ミドルレイヤー(中間着)

登山では行動中や休憩中、天気などによって服装をこまめ調節する必要があります。ジッパーなどで簡単に脱いだり着たりできる上着を用意しましょう。

薄手のパーカーやフリース、ウルトラライトダウンなどで2枚ぐらい重ね着できるように考えてみてください。こちらも素材は乾きやすい化学繊維のものが良いです。

アウター(防寒着)

富士山の山頂付近は気温が低くて風も強く、とても寒いです。防寒着は必須ですがダウンなどの分厚い上着は登山の邪魔になりますので、必需品のレインウェアを防寒着として利用するのがいいと思います。

ご来光を見る場合は、明け方の一番寒い時間帯に強風に耐えながら日の出を待つ必要がありますので、厳重な防寒が必要です。マフラーや手袋、エマージェンシーシートを身体に巻くなどの対策が必要になります。

帽子

富士山の登山中は基本的に日陰がありません。晴れている時は強烈な日差しが降り注ぎますので、熱中症対策、日焼け対策として帽子が必要です。

去年の登山では帽子を忘れて顔を真っ赤に日焼けしてしまい、ひどい目のあいました。キャップでもハットでも構いませんが、ツバが大きめで顔の日焼けを防げるものを選びましょう。

タオル

おすすめはのタオルはマフラーのように首に巻ける細長いタイプのもの。汗を拭くのはもちろんですが、首に巻けばマフラー代わりにもなりますし、首元の日焼け帽子にも役立ちます。

ヘッドライト

ご来光を拝むなど暗い時間帯を登ったり下ったりする予定のある場合はヘッドライトは必需品です。日帰り登山の場合でも早朝や夕方は暗くて道や周囲が見にくい場合ありますので、必ず用意しましょう。

私はヘッドライトが嫌いなので、リュックに取り付けることができるタイプのものを使用しています。両手が自由になるものであればヘッドライトでなくても大丈夫です。

飲料水・スポーツドリンク

登山では大量の汗をかきますが、汗の量は人によって様々ですので必要な飲料水の量もひとそれぞれですが、私の場合は最低でも1.5リットル(ペットボトル3本)は必要です。多すぎると当然荷物が重くなりますが、怪我をした時などにも水は役立ちますので体力に自身のある方は多めに持ったほうがいいかも。

ペットボトルで持っていく場合は、空の容器を小さく潰せるものが荷物がかさばらないので便利です。

荷物をなるべく軽くしたい場合は山小屋などでも飲料水を買うことができますので少なめでも大丈夫ですが、山小屋や山頂で買う場合は500mlのペットボトルで4~500円かかります。

行動食

行動食は携帯しやすく、すぐに取り出して食べやすいものがいいです。おすすめの行動食はドライフルーツ、バータイプのシリアル、ナッツ、柿の種、溶けにくいチョコレート、塩分補給できるアメなど。

油っこいものは避けましょう。

日焼け止め

晴れた日の登山では、肌を露出した部分は確実に日焼けします。肌を露出している部分には必ず日焼け止めを塗りましょう。

日焼け止めは汗をかくと流れてしまいますので、休憩の度にこまめに塗るようにしましょう。私は五合目で一回塗ったのみだったので見事に日焼けし、後日辛い思いをしました。

小銭(百円玉)と小銭入れ

富士山ではトイレの利用は有料になります。利用料金は場所により異なりますが、200円~300円かかります。おつりは出ませんので、小銭を用意しておく必要があります。念の為に2000円分程度の百円玉を用意しておくと安心です。

また、登山では大きな財布は邪魔ですので小さな小銭入れを用意しておくと便利です。小銭入れの代わりに百均で買える小さなポーチでも充分です。

ゲイター(砂よけスパッツ)

特に下山の時にあると便利なのがゲイター(砂よけスパッツ)です。富士山の下山ルートには「砂走り」や「大砂走り」と呼ばれるフカフカな砂地の場所があります。一気に駆け下りることで下山時間を短縮できますが、その際にゲイター(砂よけ)がないとシューズの中が砂や小石だらけになってとても不快です。

サングラス

サングラスは必ず必要というわけではありませんが、紫外線対策の他、下りでの砂埃から目を保護するためにも持参した方がいいと思います。去年の一回目の下りでは乾燥してすごい砂埃が舞い上がっていたので、サングラスがないと辛かったと思います。

マスク

マスクも下山時の砂埃対策として必要になります。タオルやバンダナなどで代用しても良いでしょう。

携帯マット(クッション・座布団)

山小屋以外の場所で休憩する場合、お尻に敷くマットがあると便利です。折りたためてコンパクトに収納できるものがおすすめ。百均でも簡易的なものを購入することができます。

富士山の装備・必需品まとめ

上記でご紹介した装備や必需品と、その他に必要なもの、あると便利なものをまとめてリストにしましたので、チェックリストとしてお使いください。

必需品

・リュック(ザック)
・トレッキングシューズ
・レインウェア
・速乾性のインナー
・ミドルウェア(中間着)
・アウター、防寒着(レインウェアで代用可)
・帽子
・タオル
・ヘッドライト
・飲料水
・行動食
・日焼け止め
・小銭
・ティッシュペーパー

なるべく用意したい物

・ゲイター(砂よけスパッツ)
・サングラス
・マスク(タオルなどで代用可)
・携帯マット
・エマージェンシーシート(防寒対策に)
・ビニール袋(ゴミや濡れた物を入れる)
・ウェストポーチ(小銭入れ、スマホ、カメラ、行動食を入れる)
・地図(迷うことはないと思うが、念の為コースを確認してプリントしておく)
・手袋(防寒対策)
・ネックウォーマー

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