ノートパソコンを屋外やインターネット環境が無い場所で使いたい場合、通信環境としてスマホのテザリングがとても便利です。
スマホのテザリングには幾つか方法があり、最もよく知られている方法が「Wi-Fiテザリング」です。Wi-Fi接続は速度も早くて良いのですが、親機(スマホ)の電池消費が早いのがデメリットです。
そこで私は充電できない環境で通信速度をそれほど必要としない場合は「Bluetoothテザリング」を利用しています。
Bluetooth接続は、速度はWi-Fi接続に比べてかなり遅くなりますので動画の視聴などには向きませんが、ブログの更新やちょっとした調べ物など速度がそれほど必要ない場合は充分ですし、スマホの電池消費量がWi-Fi接続に比べて約半分ほどで済むのでバッテリーを節約したい環境では重宝しています。
Win10のPCとAndroidスマホでBluetoothテザリングをするための設定と、設定したあと簡単に接続できるようにする方法などをご紹介します。
スマホとPCをペアリングする
Bluetoothテザリングを行うにはまずスマホとPCでお互いの機器を認識させる「ペアリング」という作業を行う必要があります。ペアリングの作業は一度行えば、それ以降は必要ありません。
まずPCの左下の「スタートボタン(windowsアイコン)」→「設定」をクリックします。
「デバイス」をクリックします。
「Bluetooth」のスイッチをクリックしてONにします。
「“○○○○○○”として発見可能になりました」と表示されればOKです。
スマホ(Android)で「設定」→「接続済みのデバイス」→「新しいデバイスとペア設定する」をタップします。
発見可能になったPC名が表示されるのでタップします。
「○○○○○○をペアに設定しますか?」と表示されたら「ペア設定する」をタップします。
PC側で「デバイスの追加」という通知が表示されるのでクリックします。
「デバイスをペアリングしますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
「接続成功」と表示されればOKです。
Bluetoothテザリングの設定
ペアリングができたらBluetoothテザリングでインターネットに接続できるように設定します。
スマホで「設定」→「ネットワークとインターネット」をタップします。
「アクセス ポイントとテザリング」をタップします。
「Bluetooth テザリング」のスイッチをタップしてONにします。
PCの右下に表示されているBluetoothのアイコンをクリックします。
「パーソナル エリア ネットワークへ参加」をクリックします。
Bluetooth接続しているスマホが表示されるのでクリックし、「接続方法」→「アクセスポイント」をクリックします。
「接続に成功しました。」と表示されればOKです。
以上でBluetoothテザリングの設定は完了です。PCからインターネットに接続できるか確認してください。
接続を切断する時は、PCの右下の通知マークをクリックしてクイックアクションを表示し、Bluetoothマークのパネルをクリックすれば切断することができます。
簡単にBluetoothテザリングを行う設定
ペアリングの設定は一度行えば次回以降は必要ありませんが、テザリングを行うには少し手順が多いので簡略化する方法をご紹介します。
ショートカットを作成する
スマホとPCをBluetooth接続した状態で右下のBluetoothアイコンをクリックします。
「パーソナル エリア ネットワークへ参加」をクリックします。
接続されたスマホを右クリックし、「ショートカットの作成」をクリックします。
以下のダイアログが表示されるので「はい」をクリックします。
デスクトップにスマホのショートカットが作成されます。
スマホ側では設定やテザリングのショートカットを作成するなどしてすぐにBluetoothテザリングがONにできるようにしておいてください。
実際にBluetoothテザリングで接続する手順
まずスマホ側でBluetoothテザリングをONにしておきます。
PCの右下の通知マークをクリックしてクイックアクションを表示し、BluetoothマークのパネルをクリックしてONにします。
作成したショートカットを右クリックし、「接続方法」→「アクセス ポイント」とクリックします。
「接続に成功しました」と表示されればOKです。
以上の簡単な手順でBluetoothテザリングを開始することができます。Bluetoothを頻繁に利用する場合は参考にしてみてください。
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